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【ガーデニング】ミニバラ成長記録と季節のリズム

Rose Garden

ミニバラの一株を見守る中で見つけた
季節のリズムと日常の気づき
ガーデニングが教えてくれた
命のサイクルと心の癒し

目次

植物が教えてくれたこと


地植えにしたミニバラの冬囲いを外し
若い枝の濃い緑色を見つけた時

私はその静かな生命力に驚かされます。



風はまだ冷たく
家庭菜園の畑も、手つかずで
冬の眠りから覚め切っていないけれど



バラの緑の枝は、今年も元気だよと
春の到来を告げていたのです。


「満開の花をみせてね。今年もよろしく」

春のつぼみ

つぼみがそっと首をもたげたその姿は、
まるで小さな生命が
これから始まる壮大な物語への静かなる決意を秘めているようでした。

小さな生命が大きく膨らむ予感を秘めて...

この時期のバラの手入れは
むしろ見守ることが一番大切。

焦ることなく

ただその存在を信じ

そこにあることに意味がある

植物たちは、私たちに「待つこと」の尊さを教えてくれます。

バラの開花と心の癒し

6月

光が少しだけ眩しさを増した頃。

ついに花びらが、一つまた一つと

ゆっくりほころび始めました。


開花を見つけた時は、ついに花が咲いた喜びで
咲いた数だけ心に小さな光が灯るようでした。

咲き始めは色も濃くてきれい

どんどん、色や形を変え可愛らしい「今」を咲かせる力。

誰に見せるでもなく、
ただ美しく可愛い





この時期のバラは、
周囲の空気を変える力を持っているよう



その香り





どれもが自然の精妙な意図が感じられ
人間の力では、およばないエネルギーは
見ているだけで心を癒してくれます。

生命のサイクル

6月下旬

葉は濃くなり
茎もしっかりとたくましくなりました。

太陽の光をいっぱい浴びて
愛らしい輝きを放っています。

でも、毎日の暑さで
よく見ると花には少しずつ疲れの気配がにじみ始めています。
(バラの肥料をたっぷりあげてみました)

バラには老いという言葉は似合いません。



それは次の変化へ向かう通過点で



形を変えてなお「今」を全うしようとする
姿なのでしょう。



私もどれだけ自分らしく咲き誇れたのだろうか?


バラの成長を見ながら自分の人生と重ねていました。

散るという完成と日常の気づき

ミニバラは、
花びらの縁から茶色になって枯れてくるので
次の開花に向けて花がら摘みをします。

以前の私なら、そこに寂しさや「終わり」を感じていました。

でも

今は、感謝を込めて摘んでいます。

それは別れを告げるためではなく
新たな始まりを祝福するためだとわかったから



「ありがとう。今年も見事だったよ」



なので、枯れることは負けでも悲しいことでもなく
最後まで今を全うすることの美しさであり
次へとつなぐ「完成」の姿



この事実に気づけたことこそ
バラからの大切な贈り物かもしれません。

ガーデニングで見つけた宇宙

同じ株の中に
萌芽から終焉までの全ての季節があります。

この株
そのものが命の曼荼羅だった・・・
命の小宇宙だったのです

命の曼荼羅とは

・1つの命が全体とつながっている

バラの花びら1枚にも太陽・水・土・虫・人の手が関わっている。

・生と死の循環を含む構造

種➔芽➔花➔実➔枯れる➔土へ帰る
このサイクルは曼荼羅のように終わりのない円環(終わりなく巡る構造)を描きます。

・自己の内面と外界の一致

庭で咲いた一輪の花が
自分の心の状態を映し出す鏡になることもあります。
(可愛く咲いてくれたバラがよけいに愛しくなります💗✨)

それは外の自然=内なる宇宙という
曼荼羅的な視点です。

この庭こそが宇宙そのものだったのか。

私が向き合っていたのは
ただの植物だと思っていた


風が吹き

虫が飛び

花が揺れ

そして私がそこにいる


それは決してバラバラの出来事ではなく



目には見えない、
一つの大きな呼吸の中でつながりあっている。

私の人生もこのバラと同じなのかもしれません。


喜びの開花も

いつか色あせる苦悩も

すべては大きな循環の尊い一瞬なのでしょう



この一瞬一瞬をどれだけ愛おしむことができるだろうか。

ガーデニングは土を耕し花を咲かせるだけではありませんでした。

私自身の心を耕し、どう愛おしむか教えてくれました。

明日この庭はどんな顔を見せてくれるでしょう。

そして、私はどんな新しい自分に出会うのでしょう。



大きな自然に抱かれながら、私たちの日常も豊かに巡っていくのですね。

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