体調変化と改善点
現在の状況ををわかりやすく表にしてみました。
この記事でお伝えする病状経過は、我が家の夫の経験に基づいたものです。
他の方々の状況や経過は異なる場合がありますので、
参考にする際はご自身の医療専門家とご相談ください。

今回は食道ステント手術から4ヶ月が経過した現在の状況についてまとめてみました。
あれから生活はどのように変化したのか、
そして今、夫がどのように日々を過ごしているのかをお伝えします。
食事と体調の変化
ステント手術から4ヶ月が経ち、以前のように吐くことはなく
食事ができるようになったことです。
手術前は3年前からやっていた抗がん剤治療の効果が薄れ始め
柔らかい食事でも吐く回数が増え
体重も減少していました。
運動のためにやっていたパークゴルフも回れるホールの数が減り、
最後は少し散歩ができればいいという状態でした。
私も、夫の食事が喉に通らない状態が続き、
何とかしなければ、
どうすれば体に栄養を届けられるのだろうかと悩んでいました。
手術後の具体的な体調の変化と改善点

2泊3日の手術後、
夫は体力的には疲れているようでしたが、
食事に対する意欲は高く、
早く普通の食事がしたいと楽しみにしていました。
退院後1週間は流動食をゆっくりと吐かずに食べ、
1週間後の術後検診で、徐々に普通食に戻して良いと言われました。
それからは、
本人が待ちに待った回転寿司やラーメンなどの
外食も問題なくできるようになりました。
しかし、がんは治ったわけではありません。
精神面では
抗ガン治療ができなくなり、
ステント手術前は今後の不安で一杯でしたが、
手術後は食事ができるようになったことで
気持ちも一時的でも前向きになれたようです。
私は、夫が食事ができなかった時に
失った体力を戻すことに重点を置き、
食事でとれる栄養をエネルギーとして体に蓄え、
少しづつ出来ることが戻ってくることを願っていました。
それは、まるで赤ちゃんを育てる時と同じだと感じ
今も見守りながら無理なくを意識しています。
でも、術後3ヶ月ころから、また食事量が減って、
体の倦怠感が強く、横になる時間が増えてきました。
4か月後の検診での検査結果が
先月までよかった栄養が足りていませんでした。
医師と相談してだるさが強いと訴えた夫に
毎日飲んでいるフロセミド錠の服用を中止してみて
様子を見ながら飲むことにしました。
体調不良からの回復:夫婦で乗り越えた症状と心の変化

夫はその日病院から家に戻った夜、
倦怠感が強く思うように動けない
睡眠も熟睡できない
そんな自分が腹立たしくなったのでしょう。
いつも温厚な夫がイライラして
どうにもできないと私に矛先を向けてきました。
医師が言った通り
フロセミド錠中止で様子を見ること以外
私だってどうしたらいいかわからないと喧嘩になり
私は夫と距離を置くために2階の部屋に逃げました。
夫がどうすればぐっすり眠れるんだろう
どうすれば手足のしびれが楽になるんだろう
どうすれば背中のだるさが楽になるんだろう
もう仕方ないのだろうか
泣きながら必死にYouTube で調べていると
「ドクタートッシュ 緩和ケアの本流」というチャンネルを見つけたのです。
するとどれも改善できることがわかりました。
そんな時、夫が私のいる2階に泣きながら謝りに来ました。
夫「さっきはゴメン、どうしていいか分からなくて…
これからも今まで通りお願いします😭」
私「お父さん思ってる事吐き出せてよかったね。
私もお父さん何思ってるのかわかってよかったよ😂
今調べたら、睡眠不足もしびれもだるさも改善できるみたい」
・手足のしびれは冷え性を改善すると早く治るらしい
・背中のだるさはストレス解消することがよい
・消炎剤テープを貼ると楽になる
その改善対策をした翌朝!

「こんなにぐっすり眠れたの久しぶり!」と
夫がいつもより遅く起きてきました。
背中のだるさが軽減されたためよく眠れたそうです。

その日から嘘のように夫から買い物に誘ってきたり
中止していたウォーキングも2㎞と
日常生活にも変化がでて楽しめる時間も増えました。
それぞれが現状を我慢するのではなく、
今の状態を伝えてお互いに問題解決に向き合っていく
精神的な安心感が症状を和らげるのかもしれないと思いました。
自然豊かな田舎での療養生活:心身のリラックス効果

現在、私たちは人口2500人程度の田舎で療養生活を送っています。
大きなシラサギが飛んでいくのをベランダから間近に見れたり
田舎の静かで自然豊かな環境は
心身のリラックスに思ってた以上に役立っていると感じます。
また、今現在も札幌への通院で今後を考えながらの
医師の治療提案は私たち2人にとって何よりも心強いです。
楽しみとしては畑や庭の手入れをして
今まで気にしなかった植物に興味を持ってみたり
DIY に挑戦したり
保護猫モモと我が子のように触れ合うという
今までできなかったことを楽しんでいます。
今後の目標
今回は食道ステント手術から4ヶ月後の
夫の状況についてお伝えしました。
今後の治療や生活についても変化や思いを
伝えていければと思っております。
まだまだ大変なこともありますが
1日1日を大切に前向きに過ごしていきたいと思っています。