夫が亡くなってから
100日が過ぎた頃
どうしたって
涙にくれる日々だった
ふたりの子供たちは
気にかけて来てくれるけど
「ひとりで
ちゃんと動き出さなければ」
そう思い始めていた。
でもー
どうすればいいのか
わからなかった。
夫を亡くして100日ーーひとりで動き出さなければ

夫の実家とはいえ
私は土地勘もなく
どうすればよいかわからなかった。
でもー
家にこもっていてもいけない。
そう思って
町内のスーパーに
買い物に出た。
誰も歩いていない帰り道ー
中学生の下校時間とかぶってしまった。
全校生徒 40人ほどいるだろうか
みんないつもジャージー登校で
自転車通学の子たちは
白いヘルメットをかぶっている。
元気よく帰ってくる
その姿を見てーー
「どうしよう!」
この町内では
子供たちと大人がすれ違う時は
「こんにちは~!」と
挨拶を交わす。
今あの子たちのエネルギーを
受け入れるパワーが
私にはない!
とっさにー
曲がらなくていい道を曲がって
中学生たちを回避して
遠回りして帰った。
夫が亡くなる前は
普通にできていたことなのに
自分でも驚いた。
中学生を回避して遠回りした日

あの頃の私はー
誰かの元気を
受け止める余裕が
なかったのだと思う。
音楽で気が紛れるかもと
今まで好きだった歌を聴いていたら
聴きすぎて嫌いになってしまったものさえあった。
好きだった頃とは
状況が変わりすぎていたのだ。
悲しみの中で
もがいていたあの頃ー
光が見えたのはそんな時だった。
悲しみの中で見つけた光ーー藤井風との出会い

藤井風ー
存在は知っていた。
でもー
それまでの自分には
必要としていなかったせいか
歌すら知らなかった。
それがー
悲しみの中でもがいていた時に
ふと出会った。
暗い空間に
小さな光が差し込んできたような
そんな感覚だった。
歌詞が夫との会話のようだった

歌詞を聞いているとー
まるで亡くなった夫と
会話をしているようだった。
・帰ろうー
・It Ain’t Overー
・Okay, Goodbyeー
・YABAー
・満ちてゆく
などなど
どの曲も胸に刺さった。
「これだ」
そう思った瞬間
すぐにアルバムを購入して
YouTube も朝から晩まで見た。
コンサートがあると知って
英語の歌も唄えるように覚えた。
夫が亡くなったという
ワンピース
それはパズルの
大切なピースが
ひとつなくなったような感覚だ。
そこをじっと見つめているとー
「なぜ?」
「どうして?」
「あの時の私に何かできたのでは?」
どんどん暗闇の中に
引き込まれて
涙が止まらなくなるー
だから
目をそらす必要があった
藤井風の音楽が
私の目をそらさせてくれる
今までになかった光だった。
この光がどんどん
大きく大きくなってー
少しずつ
私を歩かせてくれた。
5ヶ月後ーーSAPPORO CITY JAZZへ

UnsplashのHYEWON HWANGが撮影した写真のHYEWON HWANGが撮影したイラスト素材
そして5ヶ月後ー
先日
毎年夫と行っていた
SAPPORO CITY JAZZを見るために
札幌へ行ってきた。

ついでに
札幌に住んでいた頃
お世話になっていた美容室へー
ヘアカラーとカットで整えてもらった。
その美容師さんがー
前日まで
札幌真駒内セキスイハイムアリーナで
行われていた
藤井風のライブに
行っていたのだという。
「実は私も応募していたんですー
でもそのたびに落選していて」
そう話すと
美容師さんが
ライブの話を
盛り上がって話してくれた。
聞いているうちにー
私まで
藤井風のライブのシャワーを
浴びたような気持ちになって
元気が出た😊
エネルギーをもらった日

UnsplashのHYEWON HWANGが撮影した写真のHYEWON HWANGが撮影したイラスト素材
久しぶりの札幌は
人が多くてエネルギッシュだった。
私の住んでいる小さな田舎町はー
時間の流れがゆっくりで
その中をさらにゆっくりと
人が歩いている
というかー
それほど人もいないので
すれ違うこともあまりない。
エネルギーを感じるのは
近くの中学校の
登下校ぐらいだろうか😄
ーーー

小雨の中
一緒にジャズを見ている
お客さんたちからも
元気をもらえた。
藤井風のライブでは
なかったけれどー
楽しかった。
中学生を回避して
いたあの頃からーー
5ヶ月で
こんなにも変われるとは
思っていなかった。
あの時
藤井風に出会えてよかった。
少しずつでも
歩けるようになってきている🌿
ーーー
次の機会には必ずー
藤井風のライブに行くぞ!
その日まで
英語の歌詞の勉強を
続けようと思っている😄
藤井風英語勉強の話はこちらー

